第1問は、報告論の歴史を問う非常に美しい論点でした。
絶対に出ると思っていた問題がでました。
私の報告論への学習姿勢が正しかったと認めていただいたような気持ちとなりました。
報告論といえば、昭和31年の前文です。
意図的に格調高い昭和31年の記述をそのまま書くか、
それとも、現代後訳された先生方の著書からとってこようか迷いました。
非常に難しく思いました。
監査報告書の二つの意義に関連付けて、前文を順番に検討し、我が国の監査報告書の変化を振り返る必要がありました。
これは、監査意見の性質を問うものでした。
監査の限界から、監査意見は事実の認定ではなく、あくまで心証的なものであり意見にすぎず、合理的な保証にならざるをえないこと。
を解答したと記憶しています。
これは、今、問題を見てさらに感動しました。
非常に、親切な誘導です。
法定監査に馴染む、長文式監査報告書。
任意監査に馴染む、短文式報告書。
これを問う問題だと即座に分かりましたが、ここまで丁寧にヒントがあるのは気がつきませんでした。
まだまだ、勉強不足ゆえ、アメリカでの原文でどのような記載がされ、どのような歴史をたどったのか一度調べてみたいと思います。
(補足)
なお、本ブログは、監査基準前文に関連するブログであるため、成績開示などを含めた私的なものについては、「会計学100問」という新しいサイトで行う予定です。
最近作成しだしたものですので、ほとんどリンク切れだったりしますが、よろしくおねがいします。
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